シロアリ駆除を駆除業者に依頼するメリットの一つはシロアリの再発保証がつくことです。シロアリ駆除業者のほとんどはシロアリ駆除後の保証をつけることが一般化しています。およそ1000件に1件くらいで保証期間内に再発すると言われています。安心して依頼するためにもシロアリ保証について理解しておきましょう。

シロアリの保証=薬剤の効果期間

シロアリの保証期間は、薬剤の効果が続く期間に関連しています。

シロアリ対策協会が認定している薬剤は、安全性が高く、シロアリに対しての効果もあり、散布すると5年ほどはシロアリ被害が発生しません。

薬剤の効果というのは、食品の賞味期限や消費期限と同じように、その日を境に全くダメになるというものではなく、徐々に効果が薄れていきます。

そのため、環境によっては6年、7年と効果が持続している場合もあれば、その逆もあります。

5年の薬剤効果ということを過信せずに、シロアリの兆候が見られた場合には、保証期間内に早めに依頼した駆除業者へ相談しましょう。

シロアリ再発保証の内容

シロアリ再発保証の内容は、「5年以内にシロアリ被害が再発した場合に無償で再度駆除をおこないます」

という内容がほとんどです。

実際には、業者によってその内容も様々で、シロアリの保証も駆除施工した箇所のみ無料でそれ以外からの発生は有料であったり、3年保証と短かったり、あまりに格安だった場合には保証そのものがなかったりします。

保証の内容はどこまでの範囲なのか、保証を受けられないケースはどういったものなのか、きちんと確認しておく必要があります。

当サイトでの参加駆除業者では、シロアリ被害が出ている箇所だけの保証ではなく、家のどの範囲でもシロアリが再発した場合には無償で対応しています。

シロアリ駆除だけというのは基本行わず、シロアリが発生しやすい箇所にも予防的施工を行うことで、シロアリ再発が無いように施工しています。

5年以内に万一シロアリが発生した場合は、以前と違う場所で被害が発生しても、建物全体の保証として対応いたしますので一切費用負担なく無償で対応いたします。

保証できないケース

シロアリ保証を受けられないケースもあります。
一般的に、シロアリ保証ができない例として下記があげられます。

保証期間内の家のリフォームや増築・改築

家のリフォームや増築・改築を行うと、変更が加えられた部分に、シロアリ薬剤が施されていません。シロアリ薬剤が効いていないことでその箇所からシロアリ被害が発生してしまう可能性があります。

リフォームや増築・改築を行う場合は事前に駆除業者に相談するようにしましょう。

部分的なシロアリ駆除の場合

前述のように、シロアリ駆除は、被害発生箇所のみならず、建物全体への予防処理を基本としています。

例えば、お風呂場のみの駆除を行っても、他の場所にシロアリ予防施工がされていなければ、シロアリ薬剤が効いていない箇所からシロアリ被害が発生してしまいます。これでは建物全体の保証ができません。

シロアリの種類がアメリカカンザイシロアリだった場合

アメリカカンザイシロアリは外来生物のシロアリで100%の駆除が難しいため保証ができないところがほとんどです。

当サイト参加の業者も基本、アメリカカンザイシロアリは保証対象外となります。

雨漏れ、豪雨、台風(天変地異)などの被害による建物への浸水

浸水や水による薬剤成分の減少・流出のため、シロアリに対する予防効果がなくなってしまいます。

上記ケースが当てはまりそうな場合は必ず業者にご連絡してください。

シロアリの再発率は?

いくらシロアリ保証があったとしても、再発しないに越したことはありません。

しかしどのような大手駆除業者であっても、シロアリが再発したことが過去に一度もないということはありえません。

会社設立数年程度の歴史の浅い業者はそういうことはあるかもしれませんが、基本1度も再発したことがない業者はいません。

ホームページでも「過去シロアリ再発率ゼロ!」などと謳う業者は1社もありません。

1,000件に1件程度はやはり再発しているのが実状です。

シロアリ被害再発の原因は2つあります。

・薬剤施工箇所の不足による、その部分からのシロアリ発生

・想定外の箇所からの新たなシロアリ発生

生き物を相手にしている以上、100%というのはなかなか難しいです。

一度も再発は無い!という業者は怪しいでしょう。

再発の頻度が100件、200件に1件という割合ですと、業者に問題があると考えられます。

いずれにしても、100%再発がないということが難しいため、保証内容をきちんと業者に確認した上で契約するようにしてください。